ヘルマンハープ・梶原千沙都オフィシャルブログ

ヘルマンハープ・梶原千沙都のオフィシャルブログです。ヘルマンハープの音楽事業家として、福祉と音楽をつなぐヘルマンハープでの新しい日独友好の文化交流、そして生涯教育活動をトータルプロデュースしています。

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文部科学省主宰「日独青少年交流セミナー」でのヘルマンハープ演奏

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日本とドイツの青少年教育指導者の資質や能力の向上を図という目的で、両国の指導者が意見を交歓するプロジェクト、「日独青少年交流セミナー」が毎年開催されています。
2週間にわたる一連のプログラムの最終日の5月27日には、「送別交流パーティー」が開催されました。
会場は、国立オリンピック記念青少年総合センターです。
今年の日本側の出し物として、いよいよヘルマンハープが登場です。
千代田区主催の日曜青年教室でサークル活動をされている、アンサンブルちよだのみなさんが、オープニングの演奏を飾りました。《夜の訪れ》のドイツ民謡や日本古謡の《さくらさくら》などの演奏で、ドイツ派遣団のみなさんのお疲れを癒しました。
私もこの日はドイツ語でみなさんにヘルマンハープのことをお話しさせていただきました。
ヘルマンハープのことをご存じのドイツ人もおられましたが、ほとんどは今回日本で初めて聴かれたようでした。日本でこんなんに盛んにヘルマンハープが活用されていることに驚かれていました。
私もソロ演奏で弾き歌いを披露。《竹田の子守唄》はヘルマンハープのやさしさと日本曲のメロディーの美しさを味わっていただけたようで、ドイツのみなさまから「ブラボー」声と拍手喝采を頂戴しました。
“Gute Reise nach Deutchland(ドイツへの旅、くれぐれもお気をつけて)!”


梶原千沙都、復活コンサート!Cafe Tableでのスプリングコンサートのこと

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5月20日。ゲストにドイツを代表するチター奏者ヴィリ・フーバーさんをお迎えして、ヘルマンハープ青山店主催で、「梶原千沙都ヘルマンハープ・スプリングコンサート」を行いました。
青山店の斜め向かいの明るいカジュアルでカラフルな可愛いカフェが会場です。
「えっ?そんなコンサートあったの?」と知らなかった方も多いと思うのですが、50人しか入れなかったので、このオフィシャルサイトでひそかに告知を見つけた方や教室で知った方だけで満席となりました。
「梶原千沙都、復活」って何?と思われるでしょう?説明をさせていただきますと、「実は」という話なのです。
ふり返れば2014年に入った頃から更年期障害や頸椎関節症でひどい体調でした。
ヘルマンハープの起業はすべてがお手本のないあ新しいことでしたから、仕事はどんどん積み上がり、その頃教室での講義日は204日、加えて行事が66日。新幹線の中でPCをたたきながら毎日走り回る日が続いていました。ヘルマンハープを弾く時間が取れないので、夜中に練習したり、それが睡眠障害を引き起こしました。
みなさんの中にも人にはわからない身体の不調を体験したした方は多いと思いますが、私の場合もそうです。更年期障害で体温は低下。35度前後の低体温が1年半続きました。免疫力の低下は正直なもので、腸にはほおっておくと癌化するタイプのポリープまでできて。幸い見つかったので、すぐに切除。
首は左右に回らず、ネックレスを首から掛けるのもつらく、痛くて鼻もかめず、小走りで走ることもできませんでした。薬と治療と生活環境の改善あるのみの日々でした。
それが…。
みなさんからの反応も楽しいトークの場面
昨日の自分のコンサートで、「(体が)復活した!」。そう自分で確認できたのです。
この不調の間、夫の支えなしには乗り切れなかったと思います。
弾き語りの《スマイル》が自分にもやっと戻ってきました
夫いわく。「体が元に戻ったことが音に現われていた」と。
正直なんですね。「音」って。コンサートが終わった時、再び健康を与えられたことにこころからの温かい喜びが湧いてきました。梶原千沙都、ヴィリ・フーバー氏のソロステージ。そしてドイツ・バイエルンを代表する撥弦楽器ヘルマンハープとチターの共演を、ご来場のお客様は驚きと感動でお聴き下さっていたようでした。
ヘルマンハープの愛好者の方は「やる気百倍になった」と言っておられた方も。
思いがけず自分の中で、「梶原千沙都の復活コンサート」という名前に変えてしまったうれしいコンサートになりました。
バラードやチターの名曲を巨匠の演奏でみなさん堪能

応援してくださったみなさま、ありがとうございました!これからようやく皆さまといっしょにほんとうにヘルマンハープを楽しめそうです。
みなさんにちょっと「びっくりポン」していただけたヴィリ・フーバーさんとのデュオ
《蘇州夜曲》はヴォーカル入りで

「美しき音色と共に ドイツ7日間の旅」が中止になりました

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6月22日から予定していたドイツツアーですが、3月22日に発生した連続テロ事件を受け、今回中止となりました。ベルギー全土でのテロ警戒レベルが最高の「4」に引き上げられ、ドイツでも警戒を強めているそうです。ご参加いただくみなさまの安全を第一と考え、とても残念ですが、ヨーロッパの情勢が落ち着き次第再度催行するということになりました。

今は何処の国で何が起こるかわからない状況なので、一日も早く、ヨーロッパの人々が安心して生活できて、世界の人々が行き来できる落ち着いた世の中になりますように。

あまりに残念なので、昨年ヘルマンハープの開発者、ヘルマン・フェー先生の80歳のお祝いでドイツに行った時のおもしろい小話をいくつか・・・。

まずは、たべものから。

★ホテルの朝食で、「果物のサラダもいかがですか?」と聴かれたので、「ではそれも」とお願いすると、どんぶり鉢ほどの大きさの果物が山盛りで出てきました。



★こちらはシュネーバルというお菓子。生地をひも状にして巻きつけてボールにして揚げます。そしてお砂糖をまぶして雪合戦の雪玉にしたお菓子です。1個がソフトボールぐらいに大きいです。



★ホテルのバルコニーで仕事をしていたら、隣の部屋の女性が
「ハッピーアワーよ!今なら半額よ!」と教えてくれたので思わず買いました。



★笑える失態です。
ドイツにはツビーバック(上)という赤ちゃんのウエハースのようなお菓子があります。それを忘れていて、和ラスクをドイツの方にお土産に渡しました。「あ~ツビーバックだわ!」の声にがっくり。忘れていたけど、赤ちゃんのウエハースなみのものをお土産持ってきてしまいました。そういえば、ラスクって気取ってるけど、ツビーバックに砂糖をまぶしただけでした。



★とどめは飲み物編。
歩き疲れて入ったカフェ。アメリカンコーヒーを頼んだら、普通のコーヒーにお湯を添えて出してくれました。



次は医学編。
★ドイツは医学の国。市販のお薬はとてもよく効きます。胃腸をこわして熱をだし、薬局に駆け込みました。部屋に薬を並べて安心感に浸って眠りました。



★ヘルマン・フェー先生ご一家とともに近くの町へ散歩に行きました。すると、石造りのおうちのかべに美しい標識が。ここは、あのアルツハイマー博士の生家ですって。



次は街角編です。
★オクセンフルトという町のとっても美しい木組みの家々。



★石畳とおうちの壁と花壇が一体になっています。



★ホテルに飾ってあった100年前の手書きの領収書。どの国も、昔の人の字はきれいですネ。



★フランクフルトの恋人たちの願い橋です。橋に鍵をかけるとカップルが幸せになれると言われているそうで、端から端まで鍵がぶら下がっています。実は鍵が重くて、橋がもはや危険な状態とか。



★ローテンブルクのケーテボールファートはいつもプレゼントを買いに立ち寄るお店。一年中、クリスマス用品を売っています。



★ヘルマンハープの開発者ヘルマン・フェー氏のおうちですよ。いつ見ても夢のようにステキです。



来年はみなさまとごいっしょに訪ねることができますように!

2016.6.22.~6.28.ドイツツアーのご案内です「美しき音色と共に ドイツ7日間の旅」

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「美しき音色と共に ドイツ7日間の旅」(後援バイエルン州駐日代表部)
2016.6.22.~6.28.
お問合せ申込:(株)セブンカルチャーネットワーク(セブンイレブンの旅行会社)
電話:03-6238-3085 ファックス:03-6238-1967
【セブン旅ネット】でも検索できます。

6月22日から28日の7日間の日程で「~ヘルマンハープ奏者 梶原千沙都先生同行~ 美しき音色と共にドイツ7日間の旅」をセブンイレブンの旅行会社、セブンカルチャーネットワークが募集しています。

バイエルン州駐日代表部のご後援いただいているツアーで、どの教室に通っておられる方でも、会員、非会員にかかわらず、どなたでも参加することができます。
*クリックで拡大できます



ミュンヘンに降り立ったら、南ドイツのバイエルン観光でスタートです。南ドイツの古城やアルプスの山々の景色を堪能してください。

そしてその後は、ロマンチック街道のハイライトの町をめぐりながら、(株)日本ヘルマンハープの社長が長いヨーロッパでの生活経験を活かして特別企画した音楽の旅を楽しんでいただきます。

この度のツアーでは、時を同じくしてドイツで初めての梶原千沙都のソロコンサートがヴュルツブルクのシーボルト博物館で開催されることになりましたので、皆様には一般のドイツ人のお客様と共にご鑑賞いただきます。当コンサートでは、ドイツ最高のチター奏者ヴィリ・フーバー氏との夢の共演も見どころです。この梶原千沙都のコンサートですが、記念すべきドイツ初のヘルマンハープの本格的なソロコンサートということで、ヴュルツブルク市の市長様もご来場されることになり、市長様もみなさまとともにともにウエルカムパーティーもご一緒くださるとのこと。これもまたとない素晴らしい思い出となる機会になることでしょう。


また、ドイツ一のクリスマス市で有名なニュールンベルクの町では、なかなか日本では見ることのできない、超人気オペレッタ「白馬亭」をニュールンベルクのオペラ劇場で鑑賞していただきます。実は、梶原千沙都と共演するチター奏者のWilli Huber氏がこの舞台に皇帝フランツヨーゼフ付きのチター奏者役で出演されています。

クライマックスは、ヘルマンハープの誕生の地でのコンサート。ヘルマンハープ開発者ヘルマン・フェー氏が主宰する伝統のホーフ・コンサートを鑑賞。人口200人の村に600人のドイツのヘルマンハープファンが集います。ヘルマンハープの故郷で、ヘルマンハープの原点に触れていただきたいと思います。


ローテンブルグ市庁舎でも市長主催の歓迎レセプションがこのツアーのために開催され、一般観光客が入れない市庁舎内の広間で中世の古式豊かな歓迎セレモニーが行われる予定です。
ドイツは新緑が風にそよぐ最高の季節。ロマンチックなドイツの街並みと音楽をお楽しみいただける特別な企画です。ご友人、ご家族、お1人でとどのような方にもお楽しみいただけます。ホテルの滞在個所も2個所で、ミュンヘンとビュルツブルクを起点に南ドイツを巡りますので、ゆったりと楽しんでいただけるでしょう。

日本から添乗員も同行、現地では別にガイドさんも同行します。梶原千沙都は、3日目のソロコンサートが終わったら、ホッとしてみなさまに同行させていただきます。

最高の思い出になる、ヘルマンハープならではのドイツの旅へ。みなさまのご参加をお待ちしています!

ドイツでのホーフコンサートと梶原千沙都のソロステージ

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アンドレアスさん、千沙都、ヘルマン先生

梶原千沙都のソロステージ

少し前の話ですが、去る6月27日、28日に、ヘルマンハープ開発者、ヘルマン・フェー先生のご自宅で、「ヘルマン先生80歳のお誕生日を祝うホーフコンサート」が開催され、私は唯一ヘルマンハープのソリストとして、演奏のご依頼をいただきドイツに行ってきました。


こちらはヘルマン先生のご自宅の母屋で、その隣に大きな納屋があり、実はそこが300名を収容するコンサート会場に早変わりします。
石造りの会場はヘルマンハープにとって響きが良く、自然な雰囲気でヘルマンハープの起源をたどることのできる伝説の舞台なのです。ドイツのテレビでも何度か紹介されました。



ドイツ連邦共和国内閣府からクリスティアン・シュミット大臣をお迎えし、まったく新しいバリアフリーの音楽の概念をヘルマンハープの発明によって作り出したヘルマン・フェー先生のお誕生日を大勢の関係者、来場者が祝いました。



2日間にわたり、ヘルマン先生と息子のアンドレアスさん率いるアンサンブル・アルペジオのステージがタップリ披露され、ブラームスの《お姉さん》、ヴェルナーの《野ばら》、モーツアルトの《アンダンテ・グラツィオーソ》、《別れの歌 ムシデン》など10曲以上を演奏されました。「ヘルマンハープがもともとどのような曲を奏するためにできた楽器なのか?」を教えてくれる、いわば「ヘルマンハープのためのヘルマン・フェー選集」です。



両日とも、2つずつのゲストステージも披露されます。ドイツのグループによる演奏では、《シュタイヤ-マルクのポルカ》、《コントレタンツ》といった民族舞踊の音楽から、モーツアルトの魔笛から《俺は鳥差し》などのクラシック、《Thank you for the music》といったポップス曲までジャンルもさまざまで楽しさにあふれる演奏でした。
施設で取り組んでいるクループも毎年必ず出演します。



さて、日本からは私のソロ演奏。《スマイル》、《アルハンブラの思い出》、《竹田の子守唄》《トロイメライ》などを披露しました。シューマンの《トロイメライ》などは、本家本元のみなさんがお聞きになってどう思うのかとドキドキでした。



ドイツでは現在見渡しても、私のように本格的にソロ演奏を聴かせる人はいないそうです。ご臨席の大学関係の先生方も、はじめて見るソリストの舞台だったそうで、「フラウ・カジワラのソロが聴けて良かった」との感想をいただき、私としては、ヘルマン先生のお顔をつぶさずに済んだと喜んでいます。


さて、来年、日本のみなさんにはちょっとしたサプライズの企画があるかもしれません。
どうぞお楽しみに!

桜満開! ベルリンからのお客様を迎えて

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日本ではようやく桜満開!ドイツではイースター(復活祭)を迎え、どちらも春のよろこびをしみじみと味わう季節です。これは私が25年前にドイツで買ったイースターの玉子の飾り。


ヘルマンハープ青山店のディスプレイもこの通り、イースターの飾りで春らしさを演出しています。


私はだいたい月に3回ぐらい西宮から東京に行きますので、月の三分の一ぐらいは東京に滞在していて、ホテル住まいです。それで、今年の春はホテルの予約がどうにも取れなくてびっくり。「日本の花見ツアー」がたくさん企画されていて、外国のお客様でこのシーズンあふれかえっているようです。そんな桜の季節に、ベルリンから、音楽学校でヘルマンハープを指導しておられるツァーン夫人が、息子さんと一緒に日本にご旅行に来られて、青山店でお会いしました。


ツァーン夫人は、日本には基礎となる奏法があることや、インストラクターの育成のシステムがあること、美しいお店や充実した楽譜集があることに驚かれ、テキストブック「ヘルマンハープの奏法<基礎編>」や楽譜集「バリアフリーの花」「日本コレクションⅡ」をご購入されていました。
ツァーン夫人は、かねてから、Youtubeで、私の《ジムノペディ》の演奏をご覧になっていたそうです。ベルリンの生徒さんたちから、私へのビデオレターを携えて来てくださり、ほんとうに驚きました。

こちらが、ツァーン夫人がご覧になった、「ヘルマンハープで弾くジムノペディ by 梶原千沙都」です。


実は、本国ドイツの愛好家のみなさんから、『テキストブック「ヘルマンハープの奏法<基礎編>」をドイツで出版してほしい』、という声があります。やっぱり、基礎があると、みなさん安心して取り組めるのです。

それにしても、14歳の息子さん、すごく背が高い。シャンデリアに届きそう!
どうか、素敵な日本の旅を!

ドイツワイン文化協会例会とヘルマンハープの日独友好

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10月12日(日)に、大阪ドイツワイン文化協会の会長、岡本様のご招待で、協会の例会で、ドイツにゆかりのある皆さまに、ヘルマンハープをご紹介させていただきました。北新地のイタリアンレストラン、「ア・フリーク」でのこの会では、夫がみなさまにヘルマンハープをご紹介。時には夫婦でヘルマンハープのご紹介をさせていただいています。


ドイツワイン協会連合会は全国的な連合組織で、「ドイツ連邦共和国大使館とその関係部署・ドイツワイン振興会本部・ドイツワイン生産者組合及びドイツワイン基金本部との友好関係を維持し、正しい情報の速やかな伝達と広報に努める。」組織です。また、日本国内におけるドイツワイン愛好団体の設立を助け、ドイツワイン愛好家を増やし正しいドイツワインの知識と啓蒙活動を行っておられます。

私たち夫婦は、いつもドイツ連邦共和国大使館や総領事館、日独協会こうした日独の文化交流の組織の皆さまと交流をさせていただき、ドイツの国が誇るヘルマンハープの日本普及を応援していただきました。感謝の思いでいっぱいです。

なぜドイツが誇るヘルマンハープなのでしょうか?
それは、ヘルマン・フェー氏が、ヘルマンハープの開発により、アマチュアの音楽愛好者がヘルマンハープで主体的に音楽活動に参加するための扉を開いたからです。
あるいは、障がいのある人や高齢者の方々の音楽活動もその一つです。
1995年には、ヘルマン・フェー氏は、ドイツ連邦共和国の大統領から、功労勲章功労メダルを受賞しました。

1995年ヘルマン・フェー氏功労勲章功労メダルを受賞

また、2011年にはドイツ銀行主催、ドイツ連邦共和国後援の栄誉ある賞、「Deutschland,Land der Idee」(発想の国ドイツ)を文化部門で受賞しました。
もちろん、ヘルマンハープはドイツのハンドメイドで、チェロやバイオリンなどを製作する材質で丹念に作られて、一台一台、オンリーワンの証しであるシリアル番号が付されています。
Made in Germanyが誇る品質の高さは、言うまでもなくこの受賞の前提なのです。

2011発想の国ドイツ受賞式

アンドレアスさんも嬉しそう!
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