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ドイツでのホーフコンサートと梶原千沙都のソロステージ

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アンドレアスさん、千沙都、ヘルマン先生

梶原千沙都のソロステージ

少し前の話ですが、去る6月27日、28日に、ヘルマンハープ開発者、ヘルマン・フェー先生のご自宅で、「ヘルマン先生80歳のお誕生日を祝うホーフコンサート」が開催され、私は唯一ヘルマンハープのソリストとして、演奏のご依頼をいただきドイツに行ってきました。


こちらはヘルマン先生のご自宅の母屋で、その隣に大きな納屋があり、実はそこが300名を収容するコンサート会場に早変わりします。
石造りの会場はヘルマンハープにとって響きが良く、自然な雰囲気でヘルマンハープの起源をたどることのできる伝説の舞台なのです。ドイツのテレビでも何度か紹介されました。



ドイツ連邦共和国内閣府からクリスティアン・シュミット大臣をお迎えし、まったく新しいバリアフリーの音楽の概念をヘルマンハープの発明によって作り出したヘルマン・フェー先生のお誕生日を大勢の関係者、来場者が祝いました。



2日間にわたり、ヘルマン先生と息子のアンドレアスさん率いるアンサンブル・アルペジオのステージがタップリ披露され、ブラームスの《お姉さん》、ヴェルナーの《野ばら》、モーツアルトの《アンダンテ・グラツィオーソ》、《別れの歌 ムシデン》など10曲以上を演奏されました。「ヘルマンハープがもともとどのような曲を奏するためにできた楽器なのか?」を教えてくれる、いわば「ヘルマンハープのためのヘルマン・フェー選集」です。



両日とも、2つずつのゲストステージも披露されます。ドイツのグループによる演奏では、《シュタイヤ-マルクのポルカ》、《コントレタンツ》といった民族舞踊の音楽から、モーツアルトの魔笛から《俺は鳥差し》などのクラシック、《Thank you for the music》といったポップス曲までジャンルもさまざまで楽しさにあふれる演奏でした。
施設で取り組んでいるクループも毎年必ず出演します。



さて、日本からは私のソロ演奏。《スマイル》、《アルハンブラの思い出》、《竹田の子守唄》《トロイメライ》などを披露しました。シューマンの《トロイメライ》などは、本家本元のみなさんがお聞きになってどう思うのかとドキドキでした。



ドイツでは現在見渡しても、私のように本格的にソロ演奏を聴かせる人はいないそうです。ご臨席の大学関係の先生方も、はじめて見るソリストの舞台だったそうで、「フラウ・カジワラのソロが聴けて良かった」との感想をいただき、私としては、ヘルマン先生のお顔をつぶさずに済んだと喜んでいます。


さて、来年、日本のみなさんにはちょっとしたサプライズの企画があるかもしれません。
どうぞお楽しみに!

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