ヘルマンハープ・梶原千沙都オフィシャルブログ

ヘルマンハープ・梶原千沙都のオフィシャルブログです。ヘルマンハープの音楽事業家として、福祉と音楽をつなぐヘルマンハープでの新しい日独友好の文化交流、そして生涯教育活動をトータルプロデュースしています。

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2015 クリスマスおめでとう!東京クリスマス演奏発表会

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ヘルマンハープファンのみなさま、メリークリスマス!

この時期になると、「この一年どんな年だったかなあ」とちょっと後ろを振り返りますよね。みなさんにとって何か特別な年だったでしょうか?人の人生はホッとする年もあれば、しんどいなあと思う年もあっての繰り返しなので、しんどい年は、またホッとする年が来ることを信じて乗り切りましょう。
私の場合、音楽にまつわる華やかな場面をみなさんに見ていただく機会が多いので、いつも笑顔でほっとしているように見えるかもしれませんが、笑顔でないとあまり人に見せられない年なので、笑顔なんです。あっ、そうそう、それとヘルマンハープを弾いたりしているときは、”あの幸せ感”に浸らせてくれる音色が笑顔にしてくれますよ!

12月13日に、日本ヘルマンハープ振興会主催、クリスマス演奏発表会を、渋谷区総合文化センターで、600名のお客様を迎えて開催しました。
ドイツ連邦共和国大使館やバイエルン州駐日代表部、東京都人権啓発センター、日本ダウン症協会、産経新聞厚生文化事業団様からご後援をいただき、バイエルン州駐日代表部のゲルティンガー代表もご臨席くださいました。





10組の教室やアンサンブルグループの演奏が華やか、かつ、しめやかに披露されました。
《神の御子は今宵しも》や《天には栄え》、《Wi wisch a merry X'mas》などのクリスマスキャロルや「エリザベート」のミュージカルナンバー《私だけに》、人類の平和を願う《Happy X'mas》、大いなる神の御めぐみを歌う《アメージンググレーズ》など、ヘルマンハープで奏でるクリスマスを堪能する演奏発表となりました。





抽選会の商品は、私がドイツで選んだエルツ地方伝統のクリスマスの飾りです。1等賞は大きな大きなくるみ割り人形!
ドイツのサンタクロースはクリスマスイヴではなく、12月6日にやって来ます。名前もちょっと違います。「ニコラウス」という聖人が、その1年良い子だった子供にはプレゼントを持ってきてくれるのです。
今年は、ヘルマンハープの開発者ヘルマン・フェー氏のお孫さんのトビアスさんが、そのニコラウスに扮装し、日本ヘルマンハープの社長とともにプレゼンターを務めてくださいました。とっても素敵なニコラウスでしたよ。





歌あり、チェロあり、演出あり




インタビューあり、カホンあり、立位での演奏も心地よいのです


フィナーレはバリアフリーステージです。「バリアフリーステージ」とは、障がいのある人も、健常者も、共に演奏するステージのことで、ヘルマンハープのシンボルステージとして、みなさんに覚えてもらいやすいのではないかと考えて名前をつけました。私は、ヘルマン・フェー先生の率いるアンサンブルの姿を日本でも再現し、多くの方に見ていただくことが重要だと考え、そこで、2005年からコンサートや自身の講演の中で「バリアフリーステージ」を披露して来ました。

障がいのある方には、「自分はできるんだ!」という勇気を、健常者には「障がいのある人とない人がともに何かに打ち込めて、そしていっしょに楽しめるんだ!」という事実を、バリアフリーステージを体験して、見て、感じていただけるのです。
そんな願いをもって、障がいのある人たちを指導したり、ステージをともに披露して来ました。
インクルーシヴな社会の在り方に近づくために、埋めていかなければいけない穴は社会にたくさんあります。そして、その大きな穴を埋めるには、一粒一粒の砂が必要です。人間一人一人の心が、いわば一粒一粒の砂なのです。


今年のバリアフリーステージでは《美女と野獣》、《きよしこの夜》を演奏しました。
今年は、なんと、サンタさんに扮したバリアフリー奏者(障がいのある奏者)がたくさん登場!
一生懸命演奏する可愛いサンタさんに、場内はあたたかい雰囲気に包まれました。

とにかく、ヘルマンハープならではの、いまどき珍しい、静かな静かなクリスマスを「堪能した!」という、素晴らしいクリスマスの宴となりました。
出演者のみなさんのヘルマンハープのきれいな余韻が、まだ頭の中に残っています。
ご家庭で、クリスマスの催しで、恋人同士で・・・、そしてこれからは忘年会の集まりでしょうか。ヘルマンハープでどうか素敵な聖夜をお楽しみください。

出版記念パーティーでエンジェルのような奏者が演奏を披露!

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10月28日に、港区の南アフリカ大使公邸で、著者のライト教授をお迎えして、日本での『ダウン症の歴史』の出版記念パーティが開催されました。


このようなご本の出版によって、ダウン症が正しく理解されていくことになるのでしょう。
日本ダウン症協会の国際的な活動も紹介され、ダウン症のある人がその人の特徴として受け止められ、生きやすい社会がグローバルに形成されつつあると感じました。
美しい大使公邸でのパーティーの締めくくりは、ダウン症のあるひとたちの演奏の熱気あふれる和太鼓の演奏、そしてヘルマンハープの演奏です。

お母さまのお力添えも成功の鍵です!

満場の拍手をいただきました

珍しくたってソロで弾きました

元首相の奥様や各界からもご支援に


このような機会には演奏もさることながら、ヘルマンハープという楽器の意義をお伝えすることが大切だと感じています。ヘルマンハープの発祥やヘルマン先生から受けた教え、自分がヘルマンハープという使命を背負った楽器を伝えていく中で学んでいったことなどをお話しします。ヘルマンハープは誰もが弾けるバリアフリーな側面と豊かな音楽表現のできる芸術的な側面を持っているので、今や“みんなのための楽器”として使われていますが、ダウン症を持ったお嬢さんたちのレッスンをしているとき、「なんだかヘルマンハープが故郷に帰ったような顔をしているなあ」と感じることがよくあるんです。

日本での普及を一任されて、ヨーロッパから日本に戻る直前に、ヘルマン先生は暗い夜の戸口で私に最後にこういわれました。「日本のダウン症の組織に連絡を取って、関係を持ちながら日本での普及をするように」と。
もちろんヘルマン先生の想いは、ダウン症のある方だけでなく、他の生きにくさを抱えておられる方へと続いているのですが。それでもヘルマン先生の息子さんのアンドレアスさんはダウン症なので、ヘルマンハープにとってダウン症は楽器の成り立ちに関連を持っています。
こんな話を始めると、どんどん長くなるので、今日はこのあたりで・・・。

素敵なヘルマンハープデビューを果たしてくれたエンジェルのようなハーピストの誕生です!

2015 日本ヘルマンハープ振興会主催 名古屋演奏会②

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もう「ヘルマンハープストーリー」をご覧になりましたか?
ヘルマンハープのことが良くわかるとたいへん好評をいただいています。
ソロステージの前に上映されました。みなさんも是非ご覧ください。

ヘルマンハープストーリー

ドイツ人青年は、実はヘルマン・フェー氏のお孫さんです

ソロステージがはじまりました

フィナーレは出演者代表のステージ

ソロステージでは、ドビュッシーの《月の光》、《アルハンブラの思い出》、《スマイル》などの曲を演奏しました。みなさまには、ソロでのヘルマンハープの音を聴くというこのステージを喜んでいただけたようでホッとしました。
実は、頸椎を痛めていて万全のコンディションではなかったのですが、下記のような声をたくさんいただきました。

■「9月の名古屋演奏会で、梶原先生の演奏を聞かせて頂き、音色の美しさに、感動し、優しく弾く事の大切さを痛感致しました。教本で確認をし、基本奏法、特に構えや、指のどこで弾くか、ダカーポの楽譜を使い、初心に戻り練習をしました」

■「演奏会終了後、教室の生徒さん方の意欲が高まった感じがします。会長先生の生演奏から’ヘルマンハープの素晴らしさ’を実感でき、『私達はこんな素晴らしい楽器を演奏しているんだ』という誇りや、もっと美しく弾きたい(姿勢や音色)という意欲が言葉の端端に感じ取られました」

■「27日は、会長先生のソロステージが聴きたくて、神奈川から名古屋演奏会に参りました。会長先生の洗練された美しいヘルマンハープの世界に引き込まれ、心癒される思いがいたしました。教室発表会においても、調和のとれたアンサンブルを聞かせていただきました。これもヘルマン氏が作ってくださった素晴らしい楽器の力と、会長先生の基本奏法の確立とテキストの刊行がベースにあることを改めて感じました。ヘルマンハープがますます日本中に広がっていくことを願っております」

サインは心をこめて

サイン会で会いに来てくれる人がいます

子どもさんに手ほどきをするインストラクター

可愛いSタイプのハープも展示

会場が熱気に包まれる演奏会となりました。
1月には愛知県地域婦人団体・生涯学習事業で私が講演させていただきます。
東海地域のみなさま、是非お越しくださいね!

2015 日本ヘルマンハープ振興会主催 名古屋演奏会①

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9月27日に開催した名古屋演奏会の模様をお届けします。
名古屋市で2回目の振興会主催演奏発表会です。
今回は「梶原千沙都のソロステージ」も加わり、前半で教室のアンサンブル演奏、後半で梶原千沙都のソロ演奏をお楽しみいただきました。

名古屋のインストラクターのみなさんは年に1回、東京や大阪のインストラクター研修会を受講し、そのときに教授法や奏法のスキルアップをはかっています。
今回の演奏会は、受講生のみなさんの演奏が2年前に増して、随分安定感のある、楽器の響きを伝えられる演奏に進化していました。私の開発した、「ヘルマンハープの奏法」が受講生のみなさんにも伝わって行っていることを感じました。

お客様を迎えていよいよ開演

ドイツ人の青年が来場者をお迎え

日本ヘルマンハープ梶原社長の開会のごあいさつです

振興会主催演奏会のバナーも舞台上に

教室のアンサンブルでは、《星に願いを》《愛のあいさつ》《埴生の宿》などやさしさあふれる曲が披露され、大きな拍手が寄せられました。

車いすを使う方も登壇して演奏を披露

衣装も演奏に華やぎを添えています

ヘルマンハープで生活の豊かさを創造している男性のインタビュー

あでやかな着物姿もヘルマンハープに似合います

次回、ソロステージ編に続く・・・!

神戸のカルチャー教室での最後の講義

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日本にヘルマンハープ教室は約140あります。
カルチャーセンターの教室もあれば、インストラクター教室もあります。

2007年からカルチャー本格的に参入し、一年一年足を運びながら、ヘルマンハープ教室を全国で開講させていただいています。(詳しくは「日本ヘルマンハープ」のHPにリストがあります)

2007年から、私が講師をつとめてきた神戸市灘区の「コープ神戸生活文化センター」のヘルマンハープ講座があります。
これからいよいよヘルマンハープの教授法などの研究に本格的に取り掛かるという時代のことです。
2008年に、初めて兵庫県立芸術文化センターで開催したヘルマンハープ初の演奏発表会にもドキドキしながら受講生のみなさんと出演しました。ほんとうに思い出いっぱいの教室です。
受講生のみなさんの中には、ご自宅で、あるいはお仲間で楽しまれるだけでなく、病院や施設などでの余暇活動のお手伝いにヘルマンハープを持って行って弾かせてあげたり、演奏を聴かせてあげるなど、積極的な社会貢献をしている方が年とともに増えています。
以前はグループで活動する方がほとんどでしたが、最近は1人でヘルマンハープを持ってボランティア活動をされる方が増えてきました。


全国でのヘルマンハープ教室の広がりをけん引しながら、私自身、関西や東京の10クラスのグループにヘルマンハープのレッスンを行ってきました。2014年のスケジュールをふり返ると、教室講義日が204日にも上っていました。さらにインストラクターみなさんへの研修講義や演奏会などの行事日が66日。
ヘルマンハープが全国に広がると新たな役目もいろいろと増えますので、ちょっと首が回らなくなりました。・・・ほんとうに首が回らなくなって、治療に通っています。体を粗末にしてしまったのでしょうね。
それで、歴史あるコープ神戸生活文化センターのヘルマンハープ講座の講師を、この10月から西尾麻衣子本部講師と交代しました。


コープ神戸生活文化センターは、ヘルマンハープ初の神戸のカルチャー教室で、地域でとても愛され、主婦に親しまれているカルチャー教室です。受講生のみなさんから与えてもらった講義の記録は、今、指導者としての梶原千沙都の血となり肉となっています。
私が編み出した、確かな、間違いのないヘルマンハープの奏法は、年齢も、音楽経験もなにもかも違うみなさんとの掛け合いによって、立証されてきました。教室のシステムはもともとドイツになく、日本で確立して来ましたから、それも現場で多くの愛好家の方と接する中で積み上げることができたのです。
お別れにあたっては、受講生のみなさんから熱いお手紙や演奏のプレゼントをいただきましたが、「ありがとう」を伝えたいのは私の方です。
こんなお手紙の一節を読むと、「2004年にヘルマンハープような素晴らしい音の楽器は人の人生を変えるにちがいない」と信じてスタートしたヘルマンハープの日本普及が、愛好する皆さんの中で大きく実っていることを感じます。


40才台のとてもおしゃれで素敵な受講生からのお手紙を最後にご紹介します。
ヘルマンハープでますます素敵に輝いてくださいね。

梶原千沙都先生へ 先生には音楽にとどまらず、ドイツでの生活や文化、多岐にわたり教えていただきました。月2回のレッスンが待ち遠しくてたまりませんでした。ほんとうにありがとうございました。ヘルマンハープに出会って、私の人生はガラリと変わりました。「音楽は好きだけど、演奏なんてとてもムリ」とあきらめていたモノクロの人生が一気にカラーになり、華やかになりました!演奏会に出れるなんて、今思えば夢のようです。先生には感謝しても感謝しつくせません。私なりに精一杯がんばってまいります。また、先生の素敵な笑顔にお会いできる日を夢見て・・・。

9月27日 日本ヘルマンハープ振興会主催名古屋演奏会が終わりました

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今池ガスホールで開催した「梶原千沙都ソロステージとヘルマンハープ演奏発表会 in 名古屋」が満席のお客様をお迎えし、終了しました。
振興会主催の演奏会は、いつも多くのステージ運営を支える振興会スタッフのみなさんの影の力で演奏者は支えられています。準備には半年前から取り掛かります。
今回は、そんな影の力をご紹介します。

朝、8時半。主催者スタッフは梶原彰、(株)日本ヘルマンハープ社長の指揮のもとすでに集合です。ご来場者と出演者の受付、楽屋のタイムスケジュール管理、舞台設営、技術者との打ち合わせ、舞台進行、アナウンサーとの打ち合わせ、販売コーナー、出演者のハープ預かりコーナー、プログラム準備から出演者のお土産まで、分刻みで部署ごとに綿密に立てらえた運営プランが成功の鍵となります。

販売コーナーの設営中。演奏会ではグッズなどの特別販売がありますので、楽しみに来場されます。

プログラムの挟み込みも根気のいる大事な仕事なのです。

舞台監督、司会者、音響などの技術者のみなさん。緊張感みなぎるお仕事ぶりです!

フィナーレ出演のみなさんと。やるだけやった!という満足感のお顔をみてください!

カメラマンの写真が届き次第、演奏会の模様をお知らせします。
どうぞお楽しみに!
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