ヘルマンハープ・梶原千沙都のオフィシャルブログです。ヘルマンハープの音楽事業家として、福祉と音楽をつなぐヘルマンハープでの新しい日独友好の文化交流、そして生涯教育活動をトータルプロデュースしています。

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神戸のカルチャー教室での最後の講義

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日本にヘルマンハープ教室は約140あります。
カルチャーセンターの教室もあれば、インストラクター教室もあります。

2007年からカルチャー本格的に参入し、一年一年足を運びながら、ヘルマンハープ教室を全国で開講させていただいています。(詳しくは「日本ヘルマンハープ」のHPにリストがあります)

2007年から、私が講師をつとめてきた神戸市灘区の「コープ神戸生活文化センター」のヘルマンハープ講座があります。
これからいよいよヘルマンハープの教授法などの研究に本格的に取り掛かるという時代のことです。
2008年に、初めて兵庫県立芸術文化センターで開催したヘルマンハープ初の演奏発表会にもドキドキしながら受講生のみなさんと出演しました。ほんとうに思い出いっぱいの教室です。
受講生のみなさんの中には、ご自宅で、あるいはお仲間で楽しまれるだけでなく、病院や施設などでの余暇活動のお手伝いにヘルマンハープを持って行って弾かせてあげたり、演奏を聴かせてあげるなど、積極的な社会貢献をしている方が年とともに増えています。
以前はグループで活動する方がほとんどでしたが、最近は1人でヘルマンハープを持ってボランティア活動をされる方が増えてきました。


全国でのヘルマンハープ教室の広がりをけん引しながら、私自身、関西や東京の10クラスのグループにヘルマンハープのレッスンを行ってきました。2014年のスケジュールをふり返ると、教室講義日が204日にも上っていました。さらにインストラクターみなさんへの研修講義や演奏会などの行事日が66日。
ヘルマンハープが全国に広がると新たな役目もいろいろと増えますので、ちょっと首が回らなくなりました。・・・ほんとうに首が回らなくなって、治療に通っています。体を粗末にしてしまったのでしょうね。
それで、歴史あるコープ神戸生活文化センターのヘルマンハープ講座の講師を、この10月から西尾麻衣子本部講師と交代しました。


コープ神戸生活文化センターは、ヘルマンハープ初の神戸のカルチャー教室で、地域でとても愛され、主婦に親しまれているカルチャー教室です。受講生のみなさんから与えてもらった講義の記録は、今、指導者としての梶原千沙都の血となり肉となっています。
私が編み出した、確かな、間違いのないヘルマンハープの奏法は、年齢も、音楽経験もなにもかも違うみなさんとの掛け合いによって、立証されてきました。教室のシステムはもともとドイツになく、日本で確立して来ましたから、それも現場で多くの愛好家の方と接する中で積み上げることができたのです。
お別れにあたっては、受講生のみなさんから熱いお手紙や演奏のプレゼントをいただきましたが、「ありがとう」を伝えたいのは私の方です。
こんなお手紙の一節を読むと、「2004年にヘルマンハープような素晴らしい音の楽器は人の人生を変えるにちがいない」と信じてスタートしたヘルマンハープの日本普及が、愛好する皆さんの中で大きく実っていることを感じます。


40才台のとてもおしゃれで素敵な受講生からのお手紙を最後にご紹介します。
ヘルマンハープでますます素敵に輝いてくださいね。

梶原千沙都先生へ 先生には音楽にとどまらず、ドイツでの生活や文化、多岐にわたり教えていただきました。月2回のレッスンが待ち遠しくてたまりませんでした。ほんとうにありがとうございました。ヘルマンハープに出会って、私の人生はガラリと変わりました。「音楽は好きだけど、演奏なんてとてもムリ」とあきらめていたモノクロの人生が一気にカラーになり、華やかになりました!演奏会に出れるなんて、今思えば夢のようです。先生には感謝しても感謝しつくせません。私なりに精一杯がんばってまいります。また、先生の素敵な笑顔にお会いできる日を夢見て・・・。

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