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大阪府貝塚市での 梶原千沙都 ヘルマンハープ講演会

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3月1日に、大阪府貝塚市の山手地区公民館にて、梶原千沙都のヘルマンハープ講演会が開催されました。キャッチ画像は、司会をしてくださった、貝塚市教育委員会の桑原知子さんです。
各地の公民館で講演をさせていただくと、その地域のどのような年代の方がヘルマンハープに興味を持っておられるかがわかり、皆さんとの交流が、また楽しみの一つです。







講演ではさまざまなヘルマンハープにまつわるお話をします。
また、弾き語の中で、ヘルマン・フェー氏の息子さんのアンドレアスさんが大好きな、ドイツの愛唱歌、または民謡をいつも1曲演奏することにしています。

なぜなら、その楽器がもともとどのような曲を弾くために誕生したのかを皆さんに知っていただくことは、その楽器の目的が明らかになり、ヘルマンハープと言う楽器の本質をつかみやすくなるからです。たとえばヘルマンハープという楽器がもともと持つテンポ感なども、そのようなところから知ることができますよね。

今回演奏したドイツの愛唱歌は、《夜空に星はかぎりなく》という奏法のテキスト、「ヘルマンハープの奏法〈基礎編〉」(梶原千沙都著、2012音楽之友社刊)にも入れた曲です。
歌の内容は次のようなシーンを思い浮かべてください。
夜、子供がお母さんに、「ねえ、いったいお空にはいくつもの星があるの?」と聞いています。
お母さんは、「それはね、神様だけがご存じなのよ。神様は、空を行く雲の数も、星の数もみんなご存じで、あなたたち、子どもたちの名前もみんな知っておられるのよ。だから安心してお眠りなさい」
と、こんな風に子供たちの夜を守ってくれる大切な愛唱歌なのです。
この歌のやさしさがまたヘルマンハープのやさしい音色と響き合って、ほんとうに安らぐのです。

原点をしっかり体に入れると、何か、楽器と通い合う心が自分自身の中に育つように感じます。それが結果的には、ヘルマンハープの音楽を深め、いい演奏をするために役立つので、「原点を学ぶことは大切だなあ」と、思うのです。

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