さよなら青山店 最後のゲストミニコンサート
ヘルマンハープ青山店が10月9日をもって閉店いたします。2010年12月にオープンしてから、ヘルマンハープの東の拠点として、みなさまにご愛顧いただきました。
まだ東京で人がヘルマンハープを知らないころ、お店のウィンドウを覗いて、「これは機織り機ですか?」なんて訪ねられたこともあります。なるほど、たくさんある弦を縫うように糸を通していくと、確かに何か編めそうですね!
さて、最後のゲストミニコンサートに出演してくださったのは、池袋の教室で勉強されている愛好家のみなさん。そのうちのお一人はインストラクターです。
《白鳥》《シチリアーノ》《カヴァレリア・ルスティカーナ》などのクラシックの調べが、落ち着いた弾き方と白い清楚なブラウスにぴったりで、お客様も静かに聞き入っておられました。
ヘルマンハープに合わせて≪赤とんぼ≫や≪紅葉≫をみんなで歌いながら、これまで青山店で出会った方たちのことを思い出しました。
ヘルマンハープは、ヘルマンさんがダウン症のある息子さんのために考案された弦楽器です。ヘルマンハープのフォルムの美しさと透明感のある美しい音色から、私たちはヘルマンさんがいかに本物感のある良質の楽器を障がいのある息子さんに与えようとしていたかがわかります。主人と私は、そのヘルマンさんの思いに沿えるように、障がいのある人のためにできた本物感あふれるヘルマンハープを一流のブランドに育てたいと願い、ヘルマンハープ青山店を青山通りにオープンしました。
ほんとうにいろんな方がヘルマンハープ青山店を訪れてくださいました。
音楽の大好きな障がいのある人やちょっと心が疲れ気味な人、音楽へのあこがれを実現される何かを探していた人…。自分が愛する誰かのためになるかもしれないと、ヘルマンハープを見にきてくださった方もたくさんおられました。
「ぶらり途中下車の駅」で来てくださった林屋たい平さんは、ヘルマンハープに感動されてその場でご購入されました。ヘルマンハープは夜に弾いておられるそうです。心とお体を癒されて、どんどんご活躍いただきたいですね。
私から演奏者のみなさんに、サプライズで小さな花束をお渡ししました。
これまでご出演いただいたハーピストのみなさま、来てくださったお客様、ほんとうにありがとうございました!
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