ヘルマンハープ・梶原千沙都オフィシャルブログ

ヘルマンハープ・梶原千沙都のオフィシャルブログです。ヘルマンハープの音楽事業家として、福祉と音楽をつなぐヘルマンハープでの新しい日独友好の文化交流、そして生涯教育活動をトータルプロデュースしています。

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カルロ・アントニオリさんご夫妻の来訪

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みなさん、オリエント急行をご存知ですか?「一度乗って旅をしてみたいなー」と憧れますよね。なぜって、列車の中で、ピアノの生演奏を聴けるような列車なんですよ。
で、そこで弾いてるのは普通のピアニストだと思いますか?
普通のピアニストは弾けませんよー。つまり、超一流のピアニストでありながら、どんなに列車が揺れたとしても鍵盤と手を一体に保てるような技(ワザ)をこなせないといけないのです。
そのお1人、イタリア人のカルロ・アントニオリさんが、青山店の私のミニコンサートにお越しくださいました。


奥様(左)の光子さんは、日本人です。国際結婚している日本女性の友人が多かったせいか、私は、光子さんのような自由闊達な女性が大好き。夫(右)もたまたま青山店に来ていましたので、夫婦で記念撮影しました。
アントニオリさんご夫妻は、ミニコンサートで、ヘルマンハープと私の声(歌)の響きの相性の良さに驚かれたそうです。一流の音楽家の方ほど、ヘルマンハープの演奏が実は、それほど簡単ではないことにもよく気付かれます。そういった方は、音楽表現のための音の作り方が半端ではありませんから、「単に弾ける」ということを越えて、音づくりを思いめぐらせるからかと思います。


この度発売されたアントニオリさんのCD「Contemplar 瞑想」を頂戴し、お互いにサインを入れたCDを交換しました。このCDのタイトル曲《Contemplar 瞑想》は、ヘルマンハープに合いそうな曲です。
アントニオリさんはオーストラリア在住ですが、時折日本でコンサートをされます。
オリエント急行や、豪華客船に載っている気分で、今度私もコンサートを楽しませて頂きたいと思います。

世界ダウン症の日 写真展 in 大阪 ヘルマンハープ演奏

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3月21日、梅田スカイビル40階「空中庭園展望台ギャラリー」で「世界ダウン症の日 写真展」が開催され、日本ヘルマンハープ振興会は特別協賛をさせていただきました。
オープニングのセレモニーに引き続き、各団体が出演してのミニコンサートが行われ、私もごあいさつと応援に伺いました。


写真は、出演前。やる気満々の様子のメンバーと右上の山﨑本部講師。左上は、日本ダウン症協会大阪支部の会長の玉井先生です。

ヘルマンハープは1番バッターで、「アルペジオ・ジャパン教室」のダウン症の受講生のみなさんが、山﨑本部講師とともに出演しました。
《七つの子》、《春の小川》、《さくらさくら》といったやさしい春のあたたかさあふれるメロディが続き、後半には《エデンの東》など、大人の曲もしっとりと聴かせてくれました。


今回は、メンバーの縁の下の力持ち役のお母様たちの演奏参加や、お稽古をしている会場の守衛をしておられる網本さんのハーモニカとのコラボレーションもありました。
網本さんは、お稽古にやってくる受講生のみなさんをとてもあたたかく応援してくださっています。心合う人との共演は、見ている人にとっても、温かいものが伝わってきます。
みなさん、素晴らしい演奏をありがとう。

大阪府貝塚市での 梶原千沙都 ヘルマンハープ講演会

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3月1日に、大阪府貝塚市の山手地区公民館にて、梶原千沙都のヘルマンハープ講演会が開催されました。キャッチ画像は、司会をしてくださった、貝塚市教育委員会の桑原知子さんです。
各地の公民館で講演をさせていただくと、その地域のどのような年代の方がヘルマンハープに興味を持っておられるかがわかり、皆さんとの交流が、また楽しみの一つです。







講演ではさまざまなヘルマンハープにまつわるお話をします。
また、弾き語の中で、ヘルマン・フェー氏の息子さんのアンドレアスさんが大好きな、ドイツの愛唱歌、または民謡をいつも1曲演奏することにしています。

なぜなら、その楽器がもともとどのような曲を弾くために誕生したのかを皆さんに知っていただくことは、その楽器の目的が明らかになり、ヘルマンハープと言う楽器の本質をつかみやすくなるからです。たとえばヘルマンハープという楽器がもともと持つテンポ感なども、そのようなところから知ることができますよね。

今回演奏したドイツの愛唱歌は、《夜空に星はかぎりなく》という奏法のテキスト、「ヘルマンハープの奏法〈基礎編〉」(梶原千沙都著、2012音楽之友社刊)にも入れた曲です。
歌の内容は次のようなシーンを思い浮かべてください。
夜、子供がお母さんに、「ねえ、いったいお空にはいくつもの星があるの?」と聞いています。
お母さんは、「それはね、神様だけがご存じなのよ。神様は、空を行く雲の数も、星の数もみんなご存じで、あなたたち、子どもたちの名前もみんな知っておられるのよ。だから安心してお眠りなさい」
と、こんな風に子供たちの夜を守ってくれる大切な愛唱歌なのです。
この歌のやさしさがまたヘルマンハープのやさしい音色と響き合って、ほんとうに安らぐのです。

原点をしっかり体に入れると、何か、楽器と通い合う心が自分自身の中に育つように感じます。それが結果的には、ヘルマンハープの音楽を深め、いい演奏をするために役立つので、「原点を学ぶことは大切だなあ」と、思うのです。
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