はじめまして!
みなさん、はじめまして!梶原千沙都です。
ヘルマンハープという楽器はご存知ですか?
五線譜が読めなくても、曲が弾ける楽器、、、それがヘルマンハープです。
日本にヘルマンハープを紹介して11年が経ちますが、これまで「すぐに弾ける楽器」というイメージばかりが先頭を切っていました。これは「すぐに弾ける」ということは事実なのですが、多くの方がその点で踏みとどまっているのが実情でした。
ヘルマンハープが本物の楽器としてどのような音楽表現ができるのかが、誰もはっきり分からなかったというところです。
2010年に奏法を開発して、ドイツで「奏法セミナー」を開催しました。
受講した多くのドイツの指導者たちから驚きの声をいただき、2012年には音楽之友社より「ヘルマンハープの奏法<基礎編>」(梶原千沙都著)が出版されました。
このテキストを出版してから、多くのヘルマンハープ愛好家の音色が芯のある美しい響きに、様変わりしました。
私にとって、ヘルマンハープという楽器の本質と可能性を求めて、演奏や教授活動をしてきたことが、ようやくヘルマンハープの成長につながっていく瞬間でした。
ヘルマンハープは26年前にダウン症の息子さんのために作られたバリアフリーの楽器ですが、五線譜が読めなくても誰もが弾けるという、すばらしい社会性を持っています。
その一方で、ソロで本格的な演奏を示そうとすると、非常に難しいという奥行きの深い楽器でもあります。障がいのある人も、健常者も、高齢者も若者も音楽家も取り組む楽器ですから、皆さんがヘルマンハープに込める期待は様々なのです。
障がいの有無を超えて愛されるヘルマンハープ
このヘルマンハープという多様性のある楽器を、バランスよく楽しんでいただきたいと思っています。そして、このヘルマンハープが真価を発揮できるように、微力ながら力を尽くしたいと思っています。
今後ともどうぞ、ヘルマンハープと梶原千沙都をよろしくお願いいたします。
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